自分と家族との関係性が最初で最後なのか……

体験談

 私がわけのわからないままに〝この道〟の最初を進み始めたの大きな転機は、地方都市へと転職したことでした。そこは超絶ブラックな職場で、心身ともに甚大なダメージを受けることになり、これはこれで前世・過去世がらみの問題があったことを後に知るのですが、その話題は別の機会に譲ります。

 その随分と前から、実家を出てひとり暮らしも始めています。今から思えば、家族と距離を置きたかったのだと思いました。特に、父親が過干渉なので、その影響から逃れたいという思いで無自覚に行動していたような気もします(それには、すべての環境と人間関係をリセットしないと無理だという感覚があったのも思い出しました)。

 以前このブログで記しましたが、父の偏狭な思考は小さい頃から私を縛り付け、私の視野はおそろしく歪んでいました。

 長く相談にのっていただいているヒーラーさんからは、まずは親との関係性を見直して、そこで受けた傷を癒すことだということを伝えられてきました。親と家族から受けた思考は、世界をありのままにとらえ、正しく物事を判断するための最大の障害になるということでした。
 このブログでは「無意識下のゴミ」という語を用いていますが、最大の「ゴミ」は親と家族から与えられ続けてきた、もののとらえ方や考え方のパターンなのだそうです。ーーおおいに納得しました。一方で、それを手放すのに大変な困難を覚えています。

 高い能力をお持ちのチャネラーさんが、霊的な能力の開花のためには〝インナーチャイルドの癒し〟と〝世間の言う常識にとらわれない〟ことが必要であると教えてくださったことと重なります。子どもの時に親から、そんなことは世間では認められないからと自己の可能性を制限され、本来の自分であることを固く禁じられ、その教えに従って出来上がった自分が自分であると疑わないことが、真の自己実現を遠ざけます。

 しかし、そこにいつまでも被害者である意識を持ち続けるのもまた、真の自己実現のルートから逸脱します。挫折や苦しみの経験は、自分の成長と他者を助けるために必要なのです。まだそれに気づけないで心身の不調のみがある方、気づいたけれどもどうしたらいいかわからない方のために、恥をしのんでこのブログを展開しています。

 自分と親・家族との関係性に話を戻すと、最初は母親、次に妹、そして最後に父親の順番で、様々な問題を解決してきました。当初は、母親との関係性がもっとも良くないのかと思っていましたが、父には〝思い込まされて〟いた影響が非常に大きかったので、最大の「無意識下のゴミ」は父の〝教育〟であったことに気づくのが最後になりました。
 マッサージに行くと気持ち悪くなるという友人から以前、それは問題の少ない部分の筋肉の状態や血流が良くなり、無自覚だったもっと症状のひどい部位が悲鳴を上げ始めることができたからだという説明をスタッフから受けたと聞いたことがあるのですが、それに似ているでしょうか。

 ひととおり自分と家族との関係性が改善されてきたところで、すでに関係性が良くなっていた母の体調が悪くなってきました。どうやら、母親自身が持っている問題を私が手助けして解決に導く必要が生じたようです。それには、母親と父親、父親と妹、そして母親が抱えるその両親との関係や、前世・過去世にまで踏み込まないといけないようです。すると、母親が落ち着いたら、妹、次は父親かという予感がしています。

 何十年も〝社畜〟生活をしていて、家族は顧みないできました。しかしその間に、多くの世俗的なスキルを身に付けてきました。後半生での需要を見越してのことだったのかもしれません。
 私は独身ですので(これはこれで前世・過去世がかなり影響しているようです)、この家族の中でまずすべきことを片づけ、家系的なカルマもその延長線上にあるとしたら、その浄化は私のこの人生の使命や課題である覚悟を決める必要があります。

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