何度も何度も現れ出る似たような人たち②

体験談

 前回の「何度も現れ出る似たような人たち」は、自己中心的な女性たちでした。

 他者に対するネガティブな反応ほど、自らが無自覚的に内包する問題であるといいます。私の場合、女性であること自体やその立場を、一定の秩序が保たれている集団や組織の中に押し出して乱す人たちに対して、過剰な嫌悪を示したと言えます。逆に言えば、そうしたことをためらうことなく行える彼女たちへの羨望が私にはあったのです。私にとって、自身が女性であることを抑圧してまでそれらを否定していたようなあり方が、真に自己実現を遂げるための大きな障害になっていたと考えられます。
 何事もバランスであり、実際には〝ある〟にもかかわらず、要素をゼロにしようとか、存在を認めようとしないでいるあらゆるものは、暗い暗い心の闇の奥底から、必死になって這い出てこようとするのです(ユング心理学ではこれを「シャドウ」と呼び、他者への「投影」があるとされています)。

 さて、こうして自己中心的な女性の問題は一件落着したかに見えますが、これとは別物の「何度も何度も現れ出る似たような人たち」がいました。似非(えせ)インテリの人たちが、職場で自分よりも上の立場にあって、理由もなく屈辱的でヒステリックな攻撃を加えてくるというものでした。相当にキツイのがこれまでに三人いて、最初の職場から三つ目の職場まで続きました(一つの職場で一人ずつ出現しました)。そして、出現するごとに似非の度合いと理不尽さとがパワーアップしていきました(一人目と二人目は何とか自力で解決をして今は恨んだりせず、むしろ自分を鍛えてくれたくらいの感謝もあるのですが、三人目に関してはいまだ釈然としない思いでいます)。

 現在、前世・過去世のヒーリングをしていただいている方に、上で記した三人目(とそれをめぐる人生最悪の人々)のことを解決したいということをお話ししました。するとあっさり、〝彼にはあなたの方が前世で相当な屈辱を与えています〟と言われました(その詳細について、今はまだこのブログで書く勇気がないことをお許しください)。
 私が彼にしたという前世・過去世での仕打ちがあれば、今世でのこの処遇は当然だと思いました。

 そして、ヒーラーさんより衝撃的な事実を聞いた私には、ふと、先に屈辱的な扱いを受けた二人というのも、三人目と同じような辱めを私が加えているだろうという、直観的な何かが働きました。それというのも、三人とも(男女いました)にどこかしら共通点のある風貌だったからです。それは、彼らを苦しめた自分だけにわかるような〝印〟なのかもしれません。

 彼ら三人に関して、もう少しお話します。最初の二人は、私にだけではなく誰に対してもヒステリックであったため、彼らの味方はほぼいない状態でした。ところが、三人目の攻撃対象はほぼ私だけであり、彼に味方をしてわけのわからん攻撃をしかけてくる人が複数いたことも辛かったです。しかも、三人目は先の二人と違い、その分野での社会的な評価まで受けています(……本当に悔しかったです)。

 今生きている自分ということだけに焦点を当てれば、私が三人から受けた仕打ちは〝不当である〟と断言できます。しかしながら、人間存在についての視野を広げた場合には、(前世・過去世で自分のしたことが返ってきただけで)〝当然のことである〟という反省の気持ちが自然と起こったのは事実です。今では、どんな小さなことでも恨みを買うような真似はするまいと心に誓って、慎ましく生きたいと願うばかりです。

 もうひとつ気づいたことがあります。前世・過去世で自分がしでかしたことについて、一人目で気づかず、もっとひどい二人目の出現でも気づかず、三人目ではどうにもひどい状態になったことには、〝早く気づけ!〟という誰かの声が聞こえてくるような印象があります。解決すべき問題を後回しにすればするほど、ハードルが上がっていくのではないでしょうか(自己中心的な女性の問題もそうでしたので……)。

 〝環境を変えてもまた嫌な人間が現れる〟〝何度も同じことをくりかえしてしまう〟〝くり返すほどに悪化している〟という問題を抱えている方は、〝私〟という存在の常識的なとらえ方を破壊してでも、取り組まないといけない何らかの〝過ち〟があるのかもしれません。
 これは、果てることない人間関係の苦しみの中にある皆さんに対して、経験的な事実として特にお伝えしたいことなのです。

 (③〔補足〕につづく)


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